FF金利
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連邦準備銀行(米国の中央銀行)に預け入れる無利息の準備金(フェデラル・ファンド)が不足している銀行が、他銀行に無担保で資金を借りるときに適用される金利を指す。
米国の政策金利であり、FRB(連邦準備制度理事会)によって誘導目標が決められる。
通常、FRB(連邦準備制度理事会)は米国の景気が拡大しているときには連邦公開市場委員会(FOMC)はFFレートの誘導目標を引き上げ、減速しているときには誘導目標を引き下げる。
ちなみに、FOMCで金融政策の決定に投票権をもつのは、議長、副議長2人を含むFRBの理事7名、ニューヨーク連銀総裁、残り11の地区連銀から輪番で4名、計12名。
30日物フェデラル・ファンド(FF)金利先物の価格データに織り込まれているFF金利、およびFRBが金融政策を変更する確率はCMEのFedWatch ツールで確認できる。
FRBの金融政策の目的は①最大の雇用と②物価の安定である。
FRBは2%物価上昇率を物価安定の目標としているが、コロナによるパンデミック終息後の2021年4月以降に物価上昇率が加速し、2022年に入ると消費者物価コア(除く食品・エネルギー)前年比上昇率が6%を突破した。
これを受けてFRBは2%の物価上昇率を維持するため、FF金利の利上げを開始した。

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