2809キューピー決算まとめ
目次
経営成績に関する説明
第1四半期連結累計期間における当社グループの経営環境は、インバウンド消費の増加や鶏卵相場の落ち着きなどにより、緩やかな回復基調にあった。
一方で、不安定な国際情勢による景気減速リスクに加え、原材料及びエネルギー価格の高止まりや為替の動向など、先行き不透明な状況が続いていた。
このような環境の中で、海外への資源投下を進め、中国・東南アジア・北米を中心に、KEWPIEブランドの浸透を加速させていた。
国内では引き続きお客様の多様化するニーズに対応するとともに、収益性・生産性の向上にも取り組んでいた。
また、持続的な成長を実現するために、未来に向けた投資を拡大していた。
第1四半期連結累計期間の売上高は、海外の安定成長に加え、基幹商品を中心とした市販用惣菜・業務用調味料の物量回復、価格改定による単価上昇などにより増収となった。
営業利益は、海外での成長に伴う利益拡大、市販用惣菜・業務用調味料の売上拡大、付加価値品へのシフト、主原料高騰影響の緩和などにより増益となった。
経常利益及び親会社株主に帰属する四半期純利益は、営業利益の増加により増益となった。
<市販用>

・調味料の価格改定による単価上昇等で増収
・主原料高騰影響の緩和により増益
・主原料高騰影響の緩和により増益
<業務用>
・調味料の販売増加があったものの、タマゴ商品の販売減少により減収
・主原料高騰影響の緩和により増益
・主原料高騰影響の緩和により増益
<海外>
・中国・北米・東南アジアが堅調に推移し増収
・中国の新型コロナウイルス感染症影響が前年度から回復したことや北米のブランド品拡大により増益
・中国の新型コロナウイルス感染症影響が前年度から回復したことや北米のブランド品拡大により増益
<フルーツ ソリューション>
・家庭用ジャム・スプレッドの需要回復傾向が見られたものの、原材料高騰影響を受け増収減益
<ファインケミカル>
・通信販売の販売減少や製造コストの増加により減収減益
<共通>
・外部向け原料販売増加により増収となったものの、販管費等の増加により減益

株価について
下記は直近5年のPERの推移。
直近のPERは24.65倍である。
直近5年の平均PERは21.35倍、中央値は20.57倍であることからモメンタムは強めでやや割高水準であることがいえる。

参考
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