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7516コーナン商事決算分析

tonebizi

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7516コーナン商事決算分析

目次

当期の経営成績の概況


当社グループが主に事業展開している小売業界においては、原材料費・物流費・人件費をはじめとする各種コスト上昇の影響を受けて、厳しい経営環境が継続。

このような環境の中で、当社グループは、2021年4月に公表した「第3次中期経営計画~ずっと大好きや!!コーナン~これからもあなたにぴったり」の計画達成に向け各種施策に取り組んでいる。

店舗拡充の分野では、グループ全体で30店舗の出店と3店舗の閉店を実施。
また、2023年6月1日付で株式会社ホームインプルーブメントひろせを株式取得により連結子会社化したことで32店舗増加。
これらにより、当連結会計年度末現在の当社グループの店舗数は595店舗となった。

以上の結果、当連結会計年度の営業収益は472,655百万円(前期比7.7%増)、売上総利益170,806百万円(前期比6.9%増)、販売費及び一般管理費は163,018百万円(前期比6.1%増)、
営業利益は24,097百万円(前期比9.4%増)、経常利益は22,598百万円(前期比9.0%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は14,054百万円(前期比6.2%増)となった。



売上高・客数・客単価


既存店売上高の前年比は、累計で+1.0%となり、業界平均値△2.2%を大きく上回る 。
客数は、物価上昇による消費マインドの冷え込みに対し、PRO商材や日用品などの売筋価格強化により回復傾向。
客単価は、円安の影響や原材料費高騰などを踏まえた価格の見直しなどにより上昇。


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業態別実績


HC業態 : 売上高は、ペット用品、日用品、PRO商材など好調に増加。粗利益率は一部価格強化の影響により低下。
営業利益率は、コーナン単体では経費コントロールの成果もあり上昇

PRO業態: 売上高は、顧客ニーズを捉え堅調を維持。粗利益率は、価格や原価の見直しにより上昇営業利益率も、HC業態を上回り堅調に上昇。



株価について


直近のPERは9.67倍。
過去5年の平均PERは6.92倍、中央値は7.14倍であることからモメンタムは強気で割高水準であることが分かる。

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参考

2024年2月期 決算短信
2024年2月期 決算説明会資料

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