3922PRTIMES決算まとめ
目次
当期の経営成績の概況
当社グループにおいては、「行動者発の情報が、人の心を揺さぶる時代へ」というミッションを実現するため、引き続き主力事業であるプレスリリース配信サービス「PR TIMES」の基盤強化、
SaaS型ビジネス向けツールの「Jooto」及び「Tayori」の事業成長に向けた活動を中心に認知度向上並びに新たな顧客層の獲得を目指した。
「PR TIMES」の利用企業社数は94,258社(前年同期比18.2%増)に達し、国内上場企業のうち57.8%の企業が利用。
プレスリリース件数は2023年10月に過去最高となる月間34,092件を記録。
また、プレスリリース素材となる画像の掲載数は10月に過去最高となる月間187,016点、動画の掲載数は2024年2月に過去最高となる月間3,109点となりリッチコンテンツ化も進んでだ。
加えて、配信先媒体数は10,675媒体、メディアユーザー数は26,911名、パートナーメディア数は252媒体となり、プレスリリースの月間サイト閲覧数は2023年8月に過去最高の8,984万PVを記録。
タスク・プロジェクト管理ツール「Jooto」とカスタマーサポートツール「Tayori」は、有料利用数及び平均利用単価を重要指標として利用拡大及びサービス向上に取り組んだ。
その結果、「Jooto」の有料利用数は1,828社(前年同期比4.3%減)、1社あたりの平均利用単価は7,839円(前年同期比87.8%増)となり、
「Tayori」の有料利用数は1,127アカウント(前年同期比25.8%増)、1アカウントあたりの平均利用単価は7,686円(前年同期比24.7%増)となった。
両サービスとも売上高への影響は限定的で、未だ投資フェーズが続く。
なお、「Jooto」は当連結会計年度において提供プランの統廃合を実施したことにより、前連結会計年度末に比べ一時的に有料利用企業社数が減少している。
また、2023年3月31日付で株式会社グルコース(以下、「グルコース」という。)の全株式を取得し連結子会社化。
グルコースはサービス開発力を特徴とするエンジニア集団で、Webやソーシャルメディア、モバイルアプリ領域に関するソリューションの提供とプロトタイプ構築を特に得意としており、
メディア企業・スタートアップ等Webサービスの開発力を重視する顧客や、シンクタンク・研究機関等技術と実績を評価する顧客に対し、受託開発やコンサルティングを行っている。
グルコースが当社グループに加わることにより、当社グループの顧客基盤とネットワーク、グルコースのプロトタイプ構築・サービス開発力を掛け合わせ、
新規プロダクト受託開発事業を開始し「行動者」の想いをカタチにして、プロダクト開発からPRまで一気通貫で支援していく。
さらに、2023年12月1日付で株式会社NAVICUS(以下、「NAVICUS」という。)の発行済株式の70%を取得し連結子会社化。
NAVICUSは企業のSNSマーケティング支援や地方自治体・地方企業のプロモーション支援等、コミュニティ支援を通して「ファン作り」を行っている。
「PR TIMES」の顧客基盤の多くは様々な広報課題に直面する広報担当者や経営者であり、SNS運用支援ニーズが高いと考えられ、NAVICUSが当社グループに加わることにより、
プレスリリースに加えてSNSマーケティングでも広報PR支援が可能となり、当社グループは顧客のPR活動をより立体的にサポートできると考えている。
これらの結果、当連結会計年度の売上高は6,836,966千円(前年同期比19.8%増)、営業利益は1,746,581千円(前年同期比46.7%増)、
経常利益は1,717,188千円(前年同期比44.5%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は1,161,386千円(前年同期比49.3%増)となった。



② 次期の見通し
プレスリリース配信サービス「PR TIMES」は企業とメディア、そして生活者をつなぐ情報プラットフォームとして、社会的に大きな役割を担うことを目指している。
今後もあらゆる産業のあらゆる業務でデジタル化とインターネットの活用が拡大していくことが予測される中で、
「Jooto」や「Tayori」は無料から使えるビジネス向けクラウドツールとして、チーム連携と業務連携を効率化し、ひいては社会全体の生産性向上に寄与すると考えている。
このような状況の中、当社グループは2025年度を最終年度とする中期経営目標「Milestone 2025」を達成するため、常に中期的な視点に立ちながらも、今できることに最大限取り組むべく、
海外進出に向けた投資、地方企業による「PR TIMES」の利用を促進するためのマーケティング投資、及びサービス基盤を支えるためのシステム投資を積極的に実施していく。
これらの状況を踏まえ、次期の業績予想は、売上高8,189百万円(前年同期比19.8%増)、営業利益1,900百万円(前年同期比8.8%増)、経常利益1,889百万円(前年同期比10.0%増)、親会社株主に帰属する当期純利益1,276百万円(前年同期比9.9%増)を見込んでおります。
今後もあらゆる産業のあらゆる業務でデジタル化とインターネットの活用が拡大していくことが予測される中で、
「Jooto」や「Tayori」は無料から使えるビジネス向けクラウドツールとして、チーム連携と業務連携を効率化し、ひいては社会全体の生産性向上に寄与すると考えている。
このような状況の中、当社グループは2025年度を最終年度とする中期経営目標「Milestone 2025」を達成するため、常に中期的な視点に立ちながらも、今できることに最大限取り組むべく、
海外進出に向けた投資、地方企業による「PR TIMES」の利用を促進するためのマーケティング投資、及びサービス基盤を支えるためのシステム投資を積極的に実施していく。
これらの状況を踏まえ、次期の業績予想は、売上高8,189百万円(前年同期比19.8%増)、営業利益1,900百万円(前年同期比8.8%増)、経常利益1,889百万円(前年同期比10.0%増)、親会社株主に帰属する当期純利益1,276百万円(前年同期比9.9%増)を見込んでおります。

株価の見通し
下記はPERの推移。4/12現在予想PERは23.31倍で推移している。(2025年予想EPS86.6で計算)
直近5年間のPER平均値は31.55倍、中央値は32.64倍となっており比較するとモメンタムは弱めで割安水準であることがわかる。

参考
コメント
コメントを投稿するにはログインが必要です。
×