9983ファーストリテイリング
目次
会社概要
当社グループは、世界中のあらゆるお客様から信頼され、
生活に必要不可欠な「グローバルNo.1ブランドになる」ことをめざしている。
そのために、下記に注力しています
1)情報製造小売業のさらなる進化、
2)グローバルでの収益の柱の多様化、
3)事業の発展が、サステナビリティに寄与するビジネスモデルの追求、
4)ジーユー事業、セオリー事業などグループブランドの拡大、
5)人的資本の強化
生活に必要不可欠な「グローバルNo.1ブランドになる」ことをめざしている。
そのために、下記に注力しています
1)情報製造小売業のさらなる進化、
2)グローバルでの収益の柱の多様化、
3)事業の発展が、サステナビリティに寄与するビジネスモデルの追求、
4)ジーユー事業、セオリー事業などグループブランドの拡大、
5)人的資本の強化
連結経営成績に関する説明
当第2四半期連結累計期間(2023年9月1日~2024年2月29日)の連結業績は、
売上収益が1兆5,989億円(前年同期比9.0%増)、
営業利益が2,570億円(同16.7%増)と増収、大幅な増益となった。
売上総利益率は、前年同期比で2.4ポイント改善し、52.9%となった。
売上高販管費比率は、同1.5ポイント上昇し、37.2%となった。
売上収益が1兆5,989億円(前年同期比9.0%増)、
営業利益が2,570億円(同16.7%増)と増収、大幅な増益となった。
売上総利益率は、前年同期比で2.4ポイント改善し、52.9%となった。
売上高販管費比率は、同1.5ポイント上昇し、37.2%となった。
[国内ユニクロ事業]
国内ユニクロ事業の当第2四半期連結累計期間の
売上収益は4,851億円(前年同期比2.0%減)、
営業利益は772億円(同14.7%増)と、減収、大幅な増益となった。
営業利益は772億円(同14.7%増)と、減収、大幅な増益となった。
既存店売上高は同3.4%の減収となった。
これは、シーズン初めの9月、10月、及び商売規模の大きい12月に、
気温が例年よりも高く推移し、冬物需要が高まらなかったことに加え、
暖冬にマッチした商品構成や情報発信が十分にできなかったことによる。
売上総利益率は、主に原価率の改善により、同3.6ポイントの大幅な改善となった。
原価率は、前年は追加生産に使用するスポット為替レートが急激に円安になった影響で悪化したが、
今年は、発注精度の改善に伴い、追加生産の総量が減り、スポット為替レートの影響が低減したことで、大幅に改善した。
売上高販管費比率は、同1.3ポイント上昇した。
これは主に、減収となったことで、人件費比率、減価償却費比率が上昇したことによる。
これは、シーズン初めの9月、10月、及び商売規模の大きい12月に、
気温が例年よりも高く推移し、冬物需要が高まらなかったことに加え、
暖冬にマッチした商品構成や情報発信が十分にできなかったことによる。
売上総利益率は、主に原価率の改善により、同3.6ポイントの大幅な改善となった。
原価率は、前年は追加生産に使用するスポット為替レートが急激に円安になった影響で悪化したが、
今年は、発注精度の改善に伴い、追加生産の総量が減り、スポット為替レートの影響が低減したことで、大幅に改善した。
売上高販管費比率は、同1.3ポイント上昇した。
これは主に、減収となったことで、人件費比率、減価償却費比率が上昇したことによる。
[海外ユニクロ事業]
海外ユニクロ事業の当第2四半期連結累計期間の売上収益は8,839億円(前年同期比17.0%増)、
営業利益は1,509億円(同23.0%増)と、大幅な増収増益となった。
特に、北米、欧州のユニクロ事業は、LifeWearが浸透し顧客層が拡大していることに加え、出店の加速により、事業成長の好循環に入っている。
地域別の業績(現地通貨ベース)については、中国大陸は、増収、若干の減益となったが、
決算賞与の計上タイミングの変更の影響を除くと、若干の増益。
中国大陸は、第1四半期3カ月間に冬物商品の販売が好調だったことで、
既存店売上高が約2割の増収となり、上期全体でも増収となった。
第2四半期3カ月間は、暖冬や不安定な気温の中、実需にマッチした商売を行えなかったことに加え、
消費意欲が伸び悩んだことで、既存店売上高は若干の減収となった。
香港は増収増益、台湾は増収、営業利益は前年並みの水準となった。
韓国は気温の低下と冬物商品の打ち出しがマッチしたことで、増収増益となった。
東南アジア・インド・豪州地区は、冬物商品や売場を早期に立ち上げた春夏商品の販売が好調で、大幅な増収増益となった。
北米と欧州は、いずれも大幅な増収増益となった。
新規顧客層が継続的に拡大し、地元顧客のLifeWearに対する支持がさらに高まっていることで、好調な業績となった。
営業利益は1,509億円(同23.0%増)と、大幅な増収増益となった。
特に、北米、欧州のユニクロ事業は、LifeWearが浸透し顧客層が拡大していることに加え、出店の加速により、事業成長の好循環に入っている。
地域別の業績(現地通貨ベース)については、中国大陸は、増収、若干の減益となったが、
決算賞与の計上タイミングの変更の影響を除くと、若干の増益。
中国大陸は、第1四半期3カ月間に冬物商品の販売が好調だったことで、
既存店売上高が約2割の増収となり、上期全体でも増収となった。
第2四半期3カ月間は、暖冬や不安定な気温の中、実需にマッチした商売を行えなかったことに加え、
消費意欲が伸び悩んだことで、既存店売上高は若干の減収となった。
香港は増収増益、台湾は増収、営業利益は前年並みの水準となった。
韓国は気温の低下と冬物商品の打ち出しがマッチしたことで、増収増益となった。
東南アジア・インド・豪州地区は、冬物商品や売場を早期に立ち上げた春夏商品の販売が好調で、大幅な増収増益となった。
北米と欧州は、いずれも大幅な増収増益となった。
新規顧客層が継続的に拡大し、地元顧客のLifeWearに対する支持がさらに高まっていることで、好調な業績となった。
[ジーユー事業]
ジーユー事業の当第2四半期連結累計期間の売上収益は1,595億円(前年同期比9.6%増)、
営業利益は153億円(同17.5%増)と、増収、大幅な増益となった。
マストレンド商品の数量を十分に準備し、販売を強化した結果、
ヘビーウェイトスウェット、ヒートパデッドアウター、カーゴパンツ、ワイドジーンズなどの販売が好調で、
上期の既存店売上高は増収となった。
営業利益率は同0.6ポイント改善した。
これは、生産効率の改善などにより原価率が改善し、売上総利益率が改善したことによる。
営業利益は153億円(同17.5%増)と、増収、大幅な増益となった。
マストレンド商品の数量を十分に準備し、販売を強化した結果、
ヘビーウェイトスウェット、ヒートパデッドアウター、カーゴパンツ、ワイドジーンズなどの販売が好調で、
上期の既存店売上高は増収となった。
営業利益率は同0.6ポイント改善した。
これは、生産効率の改善などにより原価率が改善し、売上総利益率が改善したことによる。
[グローバルブランド事業]
グローバルブランド事業の当第2四半期連結累計期間の売上収益は694億円(前年同期比1.2%減)と減収、
営業利益は17億円の赤字(前年同期は1億円の黒字)となった。
セオリー事業は、日本事業とアジア事業の販売が好調で、増収となったが、
給与水準の引き上げにより人件費が増加し、売上高販管費比率が上昇したことで、減益となった。
プラステ事業は、主に事業構造改革に伴い店舗数が前年同期末比で約6割減となったことで、
減収、営業利益は前年並みの若干の赤字となった。
コントワー・デ・コトニエ事業は、事業構造改革により、店舗数が前年同期末比で約1割減少したことに加え、
冬物主力商品が欠品したことで、集客に苦戦し、減収、前年並みの赤字となった。
営業利益は17億円の赤字(前年同期は1億円の黒字)となった。
セオリー事業は、日本事業とアジア事業の販売が好調で、増収となったが、
給与水準の引き上げにより人件費が増加し、売上高販管費比率が上昇したことで、減益となった。
プラステ事業は、主に事業構造改革に伴い店舗数が前年同期末比で約6割減となったことで、
減収、営業利益は前年並みの若干の赤字となった。
コントワー・デ・コトニエ事業は、事業構造改革により、店舗数が前年同期末比で約1割減少したことに加え、
冬物主力商品が欠品したことで、集客に苦戦し、減収、前年並みの赤字となった。
資産、負債、資本の状況
資産は、前連結会計年度末に比べ1,921億円増加し、3兆4,958億円となった。
これは主として、現金及び現金同等物の増加1,625億円、その他の短期金融資産の減少469億円、棚卸資産の減少348億円、
デリバティブ金融資産の増加262億円、未収法人所得税の減少211億円、有形固定資産の増加78億円、使用権資産の増加89億円、
長期金融資産の増加833億円等によるもの。
負債は、前連結会計年度末に比べ21億円減少し、1兆4,281億円となった。
これは主として、買掛金及びその他の短期債務の減少281億円、その他の短期金融負債の増加221億円、未払法人所得税の増加27億円、
引当金の増加11億円等によるもの。
資本は、前連結会計年度末に比べ1,943億円増加し、2兆676億円となった。
これは主として、利益剰余金の増加1,453億円、その他の資本の構成要素の増加405億円、非支配持分の増加78億円等によるもの。
キャッシュフローの状況
当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物は、
前連結会計年度末に比べ、1,625億円増加し、1兆658億円となった。
営業活動の結果獲得した資金は、3,223億円(前年同期は1,774億円の資金の獲得)となった。
これは主として、税引前四半期利益2,993億円、減価償却費及びその他の償却費997億円等の資金増加要因、
仕入債務の減少額310億円、法人税等の支払額907億円等の資金減少要因によるもの。
投資活動の結果使用した資金は、541億円(前年同期は4,727億円の資金の使用)となった。
これは主として、有形固定資産の取得による支出301億円、無形資産の取得による支出156億円等によるもの。
財務活動の結果使用した資金は、1,314億円(前年同期は1,597億円の資金の使用)となった。
これは主として、配当金の支払額505億円、リース負債の返済による支出739億円等によるもの。
会社業績予想
通期の業績予想につきましては、当第2四半期連結累計期間の業績の進捗を反映し、以下のとおり修正した。
(決算短信より抜粋
(決算短信より抜粋

下期事業方針
期初に示した5つの重点課題に取り組む方針
1.「グローバルに最適な商品開発、ブランディングの強化」、
2.「質の高い出店の強化」、
3.「SKU単位、個店単位にこだわった経営の実行」、
4.「グループブランドの強化」、
5.「グローバル視点の経営へ変革」
各国・各地域のお客様の生活ニーズに根差した商品構成、
SKUごとの在庫管理、個店経営は、まだ改善の余地が大きい
東南アジアでは、既に気候やニーズにあった商品開発を進めており、
夏物商品と通年商品を拡充する計画
日本では、暖冬に対応するために、
年間を通して需要がある商品を特定し、商品構成の拡充を図る
客が欲しいと思う新商品の開発や商品のアップデートにもより注力し、
マーケティングも大きく変えていく計画で
こうした商品の変革は下期から徐々に顕在化し、来期上期には、成果が出てくる見込み
SKU数の削減や、SKU単位での生産のSTOP&GOの徹底、自動化倉庫の活用によるSKU単位の配送などに
取り組むことで、よりきめ細かい在庫管理、個店経営の水準を上げ続ける
1.「グローバルに最適な商品開発、ブランディングの強化」、
2.「質の高い出店の強化」、
3.「SKU単位、個店単位にこだわった経営の実行」、
4.「グループブランドの強化」、
5.「グローバル視点の経営へ変革」
各国・各地域のお客様の生活ニーズに根差した商品構成、
SKUごとの在庫管理、個店経営は、まだ改善の余地が大きい
東南アジアでは、既に気候やニーズにあった商品開発を進めており、
夏物商品と通年商品を拡充する計画
日本では、暖冬に対応するために、
年間を通して需要がある商品を特定し、商品構成の拡充を図る
客が欲しいと思う新商品の開発や商品のアップデートにもより注力し、
マーケティングも大きく変えていく計画で
こうした商品の変革は下期から徐々に顕在化し、来期上期には、成果が出てくる見込み
SKU数の削減や、SKU単位での生産のSTOP&GOの徹底、自動化倉庫の活用によるSKU単位の配送などに
取り組むことで、よりきめ細かい在庫管理、個店経営の水準を上げ続ける
- 店舗網の見直しによる1店舗当たりの売上高の向上と、ブランディングの強化
市場のライフスタイルの変化に伴い、一部の店舗は低月商。
今後は各主要都市に、LifeWearの価値観を体現できる地域の旗艦店を出店、ブランディングを強化。
低月商店舗はスクラップ&ビルドし、より良い立地に新しい店舗を出店、1店舗当たりの売上高を大幅に引き上げる計画
今後は各主要都市に、LifeWearの価値観を体現できる地域の旗艦店を出店、ブランディングを強化。
低月商店舗はスクラップ&ビルドし、より良い立地に新しい店舗を出店、1店舗当たりの売上高を大幅に引き上げる計画
- 新しい購買チャネルの強化による、Eコマースと店舗との融合
スタッフによる店舗からのライブコマースや、SNSを通したマーケティングの強化により、
Eコマースだけでなく、店舗の売上が拡大。
この上期では、ライブコマースでの売上が約25%の増収、Eコマース全体の約2割を占めるまでに成長。
今後はこうした取り組みをさらに強化、店舗・Eコマース双方での売上拡大につなげる
Eコマースだけでなく、店舗の売上が拡大。
この上期では、ライブコマースでの売上が約25%の増収、Eコマース全体の約2割を占めるまでに成長。
今後はこうした取り組みをさらに強化、店舗・Eコマース双方での売上拡大につなげる
- 中国大陸で柱となる商品の開発とマーケティングの強化
中国大陸のお客様のニーズにマッチし、グローバルでも売れる商品の開発を加速すると同時に、
商品価値の訴求を強化し、商品力で圧倒的な差別化を図る
商品価値の訴求を強化し、商品力で圧倒的な差別化を図る
- 個店経営を支える人材や物流への投資をさらに強化
それぞれの地域のニーズに対応した商品、サービスを提供するために、優秀な店長やスタッフの採用、育成、
物流ネットワークの構築に注力
物流ネットワークの構築に注力
- 今後も年率2桁の売上成長を続け、2028年8月期にグレーターチャイナで1兆円の売上の達成をめざす
各事業の通期業績予想
海外ユニクロ事業は、下期、通期ともに大幅な増収増益となる見込み
・グレーターチャイナは、下期、通期ともに、増収、若干の増益。営業利益率は、原価率が上昇することで、若干の低下を見込む
✓ 中国大陸は、下期、通期ともに増収、営業利益はほぼ前年並み。台湾、香港は下期、通期ともに増収増益の予想
・韓国は、下期、通期ともに増収増益となる見込み
・東南アジア・インド・豪州地区は、下期、通期ともに大幅な増収増益となる予想
✓ より現地のお客様ニーズにあった商品構成やマーケティングの打ち出しについては
既にグローバルヘッドクオーターと連携し、改善を進めており、この下期から効果が顕在化していく計画
・北米、欧州は、下期、通期ともに大幅な増収増益、過去最高の業績を達成できる予想。営業利益率も前年比で改善する見込み
国内ユニクロ事業は下期は増収、大幅な増益、通期は若干の増収、営業利益は大幅な増益となる予想
・下期の既存店売上高は約3%の増収となる見込み
・粗利益率は、LifeWearの価値を訴求し、値引率を抑制することで、若干の改善
・販管費比率は、生産性の改善、経費コントロールを強化することで、若干の改善を見込む
ジーユー事業は下期、通期ともに増収、大幅な増益となる見込み
・グローバル展開の加速をめざし、引き続きグローバルに通用するマストレンド商品の開発や、商品構成の刷新、
マーケティングの強化に注力していく計画
グローバルブランド事業は下期、通期ともに、若干の増収、黒字化する見込み
・セオリー事業は、下期は若干の増収、営業利益は前年並みとなる見込み、通期は若干の増収も、
上期の減益幅が大きいため、営業利益は減益となる見込み
・プラステ事業は、下期、通期ともに店舗数の減少により、減収も、営業利益は若干の黒字に転じる予想
・コントワー・デ・コトニエ事業は、下期は若干の増収、赤字幅は若干縮小する見込み。通期は、売上収益は前年並み、
赤字幅は若干縮小する見込み
・グレーターチャイナは、下期、通期ともに、増収、若干の増益。営業利益率は、原価率が上昇することで、若干の低下を見込む
✓ 中国大陸は、下期、通期ともに増収、営業利益はほぼ前年並み。台湾、香港は下期、通期ともに増収増益の予想
・韓国は、下期、通期ともに増収増益となる見込み
・東南アジア・インド・豪州地区は、下期、通期ともに大幅な増収増益となる予想
✓ より現地のお客様ニーズにあった商品構成やマーケティングの打ち出しについては
既にグローバルヘッドクオーターと連携し、改善を進めており、この下期から効果が顕在化していく計画
・北米、欧州は、下期、通期ともに大幅な増収増益、過去最高の業績を達成できる予想。営業利益率も前年比で改善する見込み
国内ユニクロ事業は下期は増収、大幅な増益、通期は若干の増収、営業利益は大幅な増益となる予想
・下期の既存店売上高は約3%の増収となる見込み
・粗利益率は、LifeWearの価値を訴求し、値引率を抑制することで、若干の改善
・販管費比率は、生産性の改善、経費コントロールを強化することで、若干の改善を見込む
ジーユー事業は下期、通期ともに増収、大幅な増益となる見込み
・グローバル展開の加速をめざし、引き続きグローバルに通用するマストレンド商品の開発や、商品構成の刷新、
マーケティングの強化に注力していく計画
グローバルブランド事業は下期、通期ともに、若干の増収、黒字化する見込み
・セオリー事業は、下期は若干の増収、営業利益は前年並みとなる見込み、通期は若干の増収も、
上期の減益幅が大きいため、営業利益は減益となる見込み
・プラステ事業は、下期、通期ともに店舗数の減少により、減収も、営業利益は若干の黒字に転じる予想
・コントワー・デ・コトニエ事業は、下期は若干の増収、赤字幅は若干縮小する見込み。通期は、売上収益は前年並み、
赤字幅は若干縮小する見込み
配当金について
中間配当金175円を予定
年間配当金350円を見込む。

参照
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