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レーザーテック

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レーザーテック

目次

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事業セグメント

  • 半導体(マスクブランクス、フォトマスクおよびウェハの検査・計測装置)
主力製品であるフォトマスク関連の欠陥検査装置に関しては、EUVマスクブランクス欠陥検査装置が業界標準の検査装置として採用されているほか、マスク欠陥検査装置も最先端のリソグラフィにおいて高いシェアを獲得しています。
今のところ最先端のEUV(極端紫外線)のマスク検査装置を製品化している唯一の会社。マスクブランクス検査装置シェア100%

  • FPD(FPDフォトマスクの欠陥検査装置)
高精細FPDフォトマスクの検査装置として、業界標準の地位を確立しています。
以前はこのFPD関連製品が売り上げの約半数を占めていたが要求される技術は高くなかったため、光応用技術を活かせる事業展開をしてきた。

  • レーザー顕微鏡
半導体材料、透明膜、コーティング材料、無機/有機材料、各種バイオ系試料、金属部品、プラスチック加工部品など、幅広い産業分野において、研究開発、品質管理に活用されています。ービス・プロバイダの端末受入検査用途向け計測器や、スマートフォン等の携帯電話端末やICチップセット、その他関連電子部品メーカーでの設計、生産、機能・性能検証、保守用途向けの計測器等が含まれる。

経営戦略

  • グローバルニッチトップ戦略
ある分野に特化してその分野の市場を独占する戦略です。
市場を独占することで価格競争力が生まれ利益率が高くなります。

  • 同じ商品は作らない。同じ商品でも異なる技術を使う
他の企業が作れる商品を作っても価格競争になってしまいます。
それを避けて世界初の技術を開発することに徹底しています。

  • ファブライト経営で研究開発特化
ファブとは工場を持たないことを意味しライトは軽くするという意味です。
工場をできるだけ持たずとにかく研究と開発を重視しています。

主要取引先

主要取引先は台TSMC、韓サムスン、米インテルなどのファウンドリーや自社で半導体を製造しているIDMになります。
ロジック半導体の製造工場だけでもTSMC(120億ドル)、サムスン(170億ドル)、インテル(200億ドル)は米国に巨大工場を新設すると各社発表しているので、今後も受注高は伸びていくことが予想されます。
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業績


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急成長の要因

2019年ごろから売上が指数関数的に増加しました。
これは下記商品の開発によるものです。
2017年:世界で初めてEUV光、波長13.5nmを用いた「EUVマスクブランクス欠陥検査/レビュー装置」を開発。
2019年:世界で初めてEUV光を用いた「アクニティックEUVパターンマスク欠陥検査装置」を開発。
これらは現時点においてレーザーテック以外で作れる会社が存在せずシャア100%です。

またレーザーテックは高い利益率を誇ります。
これは上述した経営戦略によるものです。

人件費を見てもレーザーテックの平均年収は1300万円
これは世界的に見てかなり安い水準です。
アメリカで同じような研究者を雇用しようとすれば1人2000万、3000万はします。
比較的リーズナブルな給料で優秀な技術者を雇える日本の環境の強さが見て取れます。
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リスク

レーザーテックの事業ドメインである半導体業界は特有の景気変動の波があります。
また技術革新のスピードが早く、最先端に向けた研究開発を継続的に行うスピードがあります。






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